Lofree Flow Lite レビュー |手軽で気持ちよい打鍵感のロープロファイルメカニカルキーボード

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Lofree Flow Lite レビュー

遂にキーボードの沼地に足を踏み入れ始めた びぐお(@bigwinlog)です。

自宅でのリモートワーク、会社に出社しての作業、外出先のコワーキングスペースなどでの作業と、予定に合わせて場所を変えながら仕事をする日々を送っています。

外での作業でもなるべく同じ作業環境にすることで作業効率を上げよう。
という思いつきから、普段使っているキーボードやマウス、トラックパッドを持ち歩くようにしています。

これまで私が使用していたキーボードは、もっぱらLogicoolを使っていて、Keys-To-Go 2MX KEYS miniを家でも外出先でも使っていました。

そんなLogicool好きの私が、たまたまYoutubeやブログで紹介されているのを見かけて気になってしまい、購入したのがLofreeFlow Lite84,100です!

Flow Lite
総合評価
( 4.5 )
メリット
  • 軽いキータッチで打鍵しやすい
  • 標準のSpecterスイッチがコトコトと小気味よい打鍵音で気持ち良い
  • 内蔵スタンドによってキーボードの角度を変えることができる
  • 有線、Bluetooth、2.4GHz無線と3パターンで接続可能
  • 比較的安価で手に入るロープロファイルメカニカルキーボード
  • 別売りのHadesスイッチの静音性が非常に高い
デメリット
  • キーマップソフトがWindowsのみ対応(2024年12月現在)

今回は初めてKickstarterのプレッジを経験してテンキー無しのFlow Lite 84、テンキーありのFlow Lite 100、別売りの静音性キースイッチHades、持ち歩き用のキーボードケースを購入しました。

欲張ってたくさん購入!

私にとって初めてのメカニカルキーボードでしたが、軽い打鍵感にカタカタコトコトと打鍵音が気持ちよいので、使うのが楽しくなるキーボード。更に、別売りのHadesスイッチが出先で使っても周りに配慮せずに使える高い静音性があるので、用途に合わせて使いやすいキーボードでした。

目次

Lofree Flow Liteの概要

Lofree Flow Liteは、Lofreeから発売されているロープロファイル メカニカルキーボードです。

既に販売されているロープロファイルキーボードFlowの廉価版という位置づけになっています。
廉価版とは言え、内蔵スタンドや有線接続用のUSBドングル、キーマッピングの対応などFlowには無い機能に対応されています。

Lofree Flow Liteの特徴

Lofree Flow Liteの特徴はこんな感じです。

Lofree Flow Liteの特徴
  • 標準のキースイッチで心地よい打鍵感
  • Flowに比べて作動力が軽くなったキースイッチ
  • 2.4GHz、Bluetooth、有線 (Type-C) 、WIndowsとMac、iOSと環境に合わせて切り替えが可能
  • ボリュームローラーによって直感的に音量調整が可能
  • 耐久性があり、質感のあるタイピング体験を可能とするPBT キーキャップ

製品バリエーションとして、テンキーの有無の2種類、カラーはホワイト、ピンク、ビンテージグレーの3種類。それぞれ組み合わせて6種類が販売されています。

今回紹介しているのは、テンキー有無の2種類で、どちらも色はホワイトです。

Lofree Flow Liteの外観

84キーのパッケージ外観
100キーのパッケージと一緒にしたところ
同梱物はマニュアルとケーブル
付属ケーブルはUSB-A、L字USB-Cケーブル

パッケージは紙製でシンプルになっており、最近の潮流に合わせていますね。
中国シンセンの企業なので、漢字も印字されているのがいい感じです。

同梱物もシンプルで、マニュアルとUSBケーブルのみでした。
USBケーブルは片側がUSB-A、もう片方がL字のUSB-CでキーボードにつなぎやすくするようL字になっているのが嬉しいポイントだと思います。

ただ、私の場合は保有している機器のほとんどがUSB-Cポートとなっているので、付属ケーブルは使わずに手持ちのUSB-Cケーブルか、ほとんどは無線接続をしています。

84キーと100キーを並べるとこんな感じ
上部にUSB-Cポートと、接続方法切り替えスイッチ

テンキー無しの84キー、テンキー付きの100キーを並べてみるとテンキーの3列分横幅が大きくなる感じですね。
スペース空けずにみっちり詰めたレイアウトなので、思ったよりも横幅が大きくなっていないように感じます。

キーボード上部の側面にはUSB-Cポートと、接続方法を切り替えることができるスイッチがついています。
ここで、無線、有線、Bluetoothを切り替えることができます。

内蔵スタンドは引き出すと角度が変えられる
裏面に無線用ドングルが付属
スタンドを納めた状態
スタンドを立てて角度をつけた状態

裏面には内蔵スタンドがあり、このスタンドを格納したままにするか、引き起こした状態にするかでキーボードの角度が変えられるようになっています。

同じく背面に無線接続用のドングルが格納できるようになっています。
84キーを持ち歩こうとしていたので、ここを見たときに「落としそうだな。。。」と思ってしまったのですが、このドングル部分はマグネットでもくっつくようになっています。
ちょっとしたことですが、細かい部分まで作り込まれていると感じるポイントでした。

少し暗めの照明下でバックライトを点灯した状態
照明を明るくしてバックライトを点灯した状態

今回ホワイトの筐体を購入したので、バックライトを点けたときにどうなるのか?が気になっていました。
というのも、MX KEYS miniがホワイト筐体でバックライトを点けるとキーの文字が見えなくなったためです。

少し暗めの照明下、明るい照明下でバックライトを最大にして確認して写真にしました。
かなり明るい照明下でも問題なく見えているので安心しました。

Lofree Flow Liteスペック

Lofree Flow Liteのスペックは以下の通りです。

寸法316.8mm x 138mm x 23.5mm
重量555g
最大動作時間約80 時間(ライトオフ時)
充電時間3時間
接続モードBluetooth & 有線& 2.4Ghz
動作OSWindows, Android, macOS, iOS
バックライトホワイトライト
ポートレート1000Hz
出典:Lofree Japan 公式サイト

Lofree Flow Liteを実際に使ってみて

ここからは、私が使ってみた感想を紹介します。
私が使ったシチュエーションはこちらです。

実際に使ったシチュエーション
  • 自宅のデスク
  • 会社のデスク
  • 外出先のコワーキングスペース

とにかく打ち心地がたまらない

メカニカルキーボード自体初めて使ったので、自分に合うかも分からずに2台も買ってしまったのですが杞憂でした。
ちょうど良いくぼみのキーキャップに、押しやすく小気味良い打鍵音を出してくれます。
打鍵音はYoutubeで動画が上がっていたり、日本の公式ページにも動画が載っているので、参考にしてみてください。

今までいくつもキーボードを買ってきましたが、打っていて楽しいのは初めての経験です。
まだキーレイアウトを掴み切れていないのと、USキーボードも初めてで慣れるまで時間が掛かりそうですが、それでも楽しいので買って良かった!と思っています。

有線はもちろん、2.4GHz無線接続、Bluetooth接続で安定している

MacのBluetoothはくせ者なのか、不安定なのでMac用デバイスでは接続を強化している。という話を聞くことがあります。

本キーボードは自宅、会社、外出先とあちこちで使っており、場所によって接続方法を変えています。
自宅では有線と2.4Ghz、会社や外出先ではBluetooth接続を使っています。

結果的ではありますが、各種接続方法を試したところ、打鍵中に接続が不安定になったり、勝手にキーが押し続けられるチャタリングのような挙動は特にありませんでした。

Hadesスイッチの静音性がすごい

パッケージに「冥王」の文字がカッコイイ
同梱物にプラーが入っている
左Hades、右Specter
Hadesスイッチを取り付けた所

今回、持ち運び用の84キー用に静音スイッチのHadesも別で購入しました。
外で使うとなると周りに打鍵音が響くのは良くないかな?と考えためです。

到着後早速スイッチを全て入れ替えて使ってみたのですが、驚くほど静か!
文字で表現するのが難しいのですが、カタカタとした音が無くなってスコスコと手元で静かに音がする感じで、ノートパソコンのキーボードよりも静かになるくらいです。

打鍵感は押し込んだ時にクッションが効いている感じがするので若干変わりますが、そこまで気にはならないかな。という感じです。
感覚値ですが、小気味よさが減ってしまうので「ちょっと寂しい」という印象ですね。

キーマッピングツールが早くほしい

キーボード発売時点ではキーマッピングツールがWindowsのみの対応となっています。
Mac対応は12月中とアナウンスされていますが、現時点では公開は確認できていません。

手元にWindowsマシンもあるのでインストールして試しました。
修飾キーの入れ替えは簡単だったのですが、それ以外の機能がよく分からないインターフェースとなっていて、使いにくかったな。と感じました。

特にキーボードバックライトはファンクションキーを押しながら矢印キーを押すと光り方にパターンを設定できるのですが、ツールで変更した後にキーボードで光り方を変えると元に戻ってしまうのです。

Lofree Flow Liteはこんな方にオススメ

私のようにメカニカルキーボードを使ったことが無く、試しで使ってみたいという方には入門機としては良い選択肢だと思っています。理由としては価格面で、2万円前後で高機能なキーボードが手に入る。という部分かな。と思っています。
打鍵感と打鍵音の心地よさも高いと感じていますので、打鍵感にこだわりがある人も、一度試してほしい製品ですね。

おすすめできないのは、JISキーボードユーザーで日本語入力を優先したい方。
まだ私も苦戦中ではありますが、JISキーボードと比較すると、IMEの切り替えが修飾キーを使った組み合わせで切り替える部分が煩わしく感じます。

USキーボードの方が世界的にはシェアが多いので、キーボードの選択肢が圧倒的に増えるメリットは大きいと思いますが、本格的な物だと数万円はしてしまうので、手頃な物で試してみてから切り替えるのもアリだと思います。
打鍵感は店頭とかで試したり、最近はレンタルもあるようなのでお試しの選択肢は増えているので、合わせて検討してください。

オススメできる方
  • キーボードの打鍵音、打鍵感にこだわりがある方
  • これから、メカニカルキーボードにチャレンジしたい方
オススメできない方
  • キーボードにそれほどこだわりが無い方
  • JISキーボードユーザーで、USキーボードへの切り替えに自信が無い方

Lofree Flow Liteレビューまとめ

今回は初めてKickstarterでプレッジしてまでも欲しくなったLofree Flow Liteを使ってみた感想を紹介しました。

JISユーザーなのに、急に思い立って買ってしまったのですが、今のところ大満足しています。
まだキーマッピングツールが本格的に展開されていない。という課題もありますが、MacやWindows、アプリの力を使うことで修飾キーを入れ替えたり、IMEの切り替え操作を変更できるので、色々と試しながら自分好みの方法で使うことができます。

JISキーボードユーザーの私がUSキーボードに慣れるため、下記の方法で試行錯誤しました。
最終的にオレンジ下線の方法で使っています。

JISからUSキーボードに慣れるために試行錯誤した方法
  • Cmdキー+スペースでIMEオン、オフを切り替える(親指位置にCmdが無く、いちいち手を移動させるので断念)
  • 右Cmdを「かな」、左Cmdを「英数」として使う(親指位置にCmdが無く、いちいち手を移動させるので断念)
  • Ctrlキー+スペースでIMEオン、オフを切り替える(Ctrlキーが左下で遠くて断念)
  • Caps LockキーとCtrlキーを入れ替え、Ctrlキー+スペースでIMEオン、オフを切り替える

メカニカルキーボードも、USキーボードも初めての私が試してみて、楽しく使えているのでおすすめしたいキーボードです。
まだ店頭に並ぶのはこれからの所が多いと思いますが、一度試してもらいたい!
そんな製品だと素直に感じました。

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この記事を書いた人

IT企業に勤めるエンジニアのおじさん。

IT業界歴は20年、プログラマーからキャリアをはじめ、プロジェクトマネジメント、組織マネジメントを経験してきました。
現在は、日本各地にプロダクト・サービスを展開するIT企業にてプロダクト、組織マネジメントを担当しています。

シゴトや暮らしを便利にする家電やデジタルデバイスが好きで、実務で活用してみた使用感を発信したいと思い、ブログで情報発信中です。

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