Jabra Elite 10 レビュー|装着感抜群のDolby Atmos対応ワイヤレスイヤホン

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Jabra Elite 10 レビュー

イヤホンに悩み続けるびぐお(@bigwinlog)です。

これまで様々なワイヤレスイヤホンを購入して利用してきたのですが、解決できない悩みがあります。

それは、「左耳に付けたイヤホンが落ちる」です。
どんなワイヤレスイヤホンでも、どんなイヤーピースでもしっくりハマることが無く、時間が経つと落ちてしまうのです。
どうやら私の左耳はイヤホンにとっては劣悪な環境になっているようなのです……

そんな左耳でも、ついにしっくり来るイヤホンが見つかりました!
それが、今回紹介するJabraElite 10です。

Jabra Elite 10
総合評価
( 3.5 )
メリット
  • Dolby Atmosに対応し空間オーディオが使える
  • マルチポイント接続で2台同時につなげる
  • 強力なアクティブノイズキャンセリング
  • 独自イヤージェルによって耳にフィットする
デメリット
  • 通話は騒音下では弱くなってしまう
  • ヒアスルーが籠もる
  • Apple製品でDolby Atmosが自動化できない(手動でONにする必要あり)

発売日に飛びついてから移動中のお供として愛用した感想として
装着感抜群でANCにDolby Atmosと快適に音楽が聞けるが、通話性能のチューニングを頑張ってほしい
そんなイヤホンです。

Jabra Elite 10の概要

Elite 10はJabraから発売されているワイヤレスイヤホンのフラッグシップモデルです。

今回始めてJabraのワイヤレスイヤホンを購入したのですが、Jabraといえば通話性能が高く、音楽性能のバランスが取れている、装着感が高い。という印象がを口コミから受けていました。

Elite 10はDolby社とのパートナーシップによりDolby Atmosの最適化が図られているので、空間オーディオとしても期待できます。

Jabra Elite 10の特徴

Jabra Elite 10の特徴は下記の通りです。

Jabra Elite 10の特徴
  • Dolby社とのパートナーシップによりDolby Atmosの最適化
  • ヘッドトラッキングによるDolby Atmos体験
  • セミオープン型で密閉式に比べて圧迫感が少ない装着感
  • 2台同時に同時接続が可能
  • 6マイクテクノロジーによる通話性能

Jabra Elite 10の外観

パッケージ外観
同梱物、イヤージェルは4種類

パッケージには同梱物として、充電用ケーブルとイヤージェルが全部で4種類付いています。
USB-Cケーブルやワイヤレス充電を活用している方は、付属のケーブルは使わない気もします。

ケース外観、だいぶ使っているので傷が、、、
ケース下部にはUSB-Cポート

ケース外観はシンプルで、前面にはロゴと充電時に点灯するLEDがあります。
背面には何もなく、下部にUSB-Cポートがあります。

Jabra Elite 10
ケースを開いたところ
イヤホン本体はコンパクト

ケースを開くと本体がマグネットで吸着して収められるようになっています。
イヤホン自体は、他のメーカーのように飛び出る部分が無くコンパクトにまとまっているのがスタイリッシュですね。

「Jabra」のメーカーロゴ部分がボタンとなっていて、機械的に押し込んで操作するようになっています。
スワイプやタッチ操作では無いので、確実に操作することができます。

逆に言えば、ボタンを押す回数か長押しくらいしか無いので操作するバリエーションは少ないです。
(私は困っていません)

イヤージェルは特殊で三角形になっている
耳にすっぽりと入るので装着感が高い

本体から出ているイヤージェルを耳に差し込んで使う形状です。
これは他のイヤホンと同様ですが、特徴的なのはイヤージェルの形状で、三角形の形状となっています。

耳に装着すると本体が耳にすっぽりとハマる感じで、これが装着感を高めていると思われます。

Jabra Elite 10スペック

Elite 10のスペックは以下の通りです。

本体サイズ19.6mm x 18.8mm x 28.2mm
ケースサイズ24.4mm x 46.9mm x 65.4mm
本体重量(片側)5.7g
ケース重量45.9g
IP等級(本体)IP57
出典:Jabra 公式サイト

IP57とは?
電気製品の防水・防塵性能を表す規格で、防塵性能が5等級、防水性能が7等級であることを示しています。

本製品のIP57は下記を満たしている等級です。
防塵性能5等級:有害な影響が発生するほどの粉塵が入らない。
防水性能7等級は:時的に一定の水圧(水深)で水没しても内部に水が入らない。

Jabra Elite 10を実際に使ってみて

ここからは、実際に持ち歩いて活用してみた感想を紹介します。

私が使ったシチュエーションはこちらです。

実際に使ったシチュエーション
  • 自宅でのリモートワーク時
  • 通勤時の地下鉄の中
  • 出張時の空港や飛行機内

装着感がバツグンに高い

このイヤホンの装着感の高さには驚きました。
冒頭にも書きましたが、私の左耳にイヤホンをつけると必ず時間とともに緩くなって落ちてしまうので、落とさないか不安で常に左耳を気にかけていました。
それがこのイヤホンでは起きなくなったのです!

要因までは分からないのですが、身を持って装着感の高さを実感しています。

イヤーピースは交換しづらい?

三角形の特殊なイヤーピース形状をしているため、なかなか専用品としてイヤーピースを交換するのは難しいのではないか?と感じます。

ただ、前述の通り標準のイヤージェルの装着感が非常に高いので、あまり交換するニーズは少ないのかな?と思います。

場所を問わず、音楽を楽しむための性能は高い

Dolby Atmos最適化というだけあって空間オーディオにも対応しているため、私の感覚では音楽の性能は高いと感じています。低音でそれっぽく鳴らすというよりはバランスが良い。という感じ。

また、アクティブノイズキャンセリングの性能も良く、完全密閉型では無いのに周りの騒音をかなり消してくれます。
出張時に空港のロビーや飛行機内でもノイズキャンセリングが弱いと感じたことは無く、音楽や動画コンテンツを楽しむことができています。
CAさんに話しかけられても気づかないくらいなので、実用性は十分だと思います。

1点、iPhoneやiPadで空間オーディオを楽しむ場合、ミュージックアプリの設定にある「ドルビーアトモス」が自動やオフになっているとDolby Atmosが有効になりません。
設定を常にオンにしておくとDolby Atmosが有効になります。
自動はApple製品でのみ有効化されるようになっているみたいなのですが、他のメーカー製品の場合は注意が必要です。

通話関連の性能が期待に届かず

本製品を購入したのは、通話でのマイク性能で期待していたのですが……

周りに騒音などのノイズが無い時は問題ないのですが、カフェなどBGMが流れているような状況で使うと声が聞き取りづらいと相手に言われてしまいました。

何度か手元で騒音を流しながらマイク性能を試してみましたが、設定を変えたりしても騒音下では声が聞こえにくいので、実用するには難しいと感じました。
大声を張り上げれば良いのかもしれませんが、オフィスや出先では何かしらの騒音がある場合がほとんどです。

また、通話状態になると周りの騒音を低減させるためか、ヒアスルー性能を自動的に下げるようになっています。
感覚的にですが、自分の声が聞き取りづらくなるので、少し喋りにくいと感じてしまいました。

Jabra Elite 10をオススメできる方、オススメの使い方

Dolby Atmosコンテンツや音楽を楽しむためには良いワイヤレスイヤホンなので、通話利用をしない方にとっては良いと思います。

リモートワークで通話や会議に利用するような用途には少し向いてなさそうです。

オススメできる方
  • 音楽や動画コンテンツメインで利用する方
  • 自宅など騒音が少ない環境で利用される方
オススメできない方
  • 通話でもワイヤレスイヤホンを活用したい方

オススメの使い方はこちら

音楽利用Dolby Atmosが効いて使いやすい
動画コンテンツ利用Dolby Atmosが効いて使いやすい
通話・Web会議利用静かな場所であれば
自宅利用外音取り込みが弱め
通勤時利用騒音下でも使いやすい
運動時利用外音取り込みが弱め

Jabra Elite 10 レビューまとめ

音楽などのコンテンツ利用では、装着性能の高さもあって申し分無しの性能で満足していますが、発売前に予約して4万円近く使った私としては、通話性能や外音取り込みの弱さが少し残念でした。

ただ、最近は2万円台くらいまで値段が下がっていることもあるので、音楽や動画コンテンツを楽しむ用途としてはオススメです。

Jabraが個人向けワイヤレスイヤホンから撤退を決めてしまったのは残念ですね……

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この記事を書いた人

IT企業に勤めるエンジニアのおじさん。

IT業界歴は20年、プログラマーからキャリアをはじめ、プロジェクトマネジメント、組織マネジメントを経験してきました。
現在は、日本各地にプロダクト・サービスを展開するIT企業にてプロダクト、組織マネジメントを担当しています。

シゴトや暮らしを便利にする家電やデジタルデバイスが好きで、実務で活用してみた使用感を発信したいと思い、ブログで情報発信中です。