Sonos Arc Ultra レビュー |テレビ番組、映像コンテンツから音楽まで視聴環境を爆上げしてくれるプレミアムスマートサウンドバー

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こちらの記事で紹介したSonos Arc Ultraを購入してから、3ヶ月近く経ちました。

今回は、10年近く前の2.1chスピーカーシステムから、待ち望んでいたSonos Arcの最新機種を購入して乗り換えてみた感想を率直に紹介したいと思います。

今回紹介するサウンドバーは、接続するテレビやストリーミングデバイスなどに動作が左右される事があるので、私の環境を紹介しておきます。
※本記事で紹介している内容は、あくまでも私の視聴環境の上での内容になるので、別の環境では同じ動作をしない可能性があります。

テレビ視聴環境
  • Sony BRAVIA KJ-49X8500H
  • Google TV Streamer​(4K)
  • PlayStation 5
  • Sonos Arc Ultra
Arc Ultra
総合評価
( 4.5 )
メリット
  • 9.1.4ch相当の空間オーディオ(Dolby Atomos)に対応
  • スピーチエンハンスメント機能によってセリフをクリアにする
  • 音声アシスタント(Amazon Alexa)に対応
デメリット
  • 環境やコンテンツによってスムーズに音声が流れないことがある

改めて3ヶ月近く使用した感想として
映像コンテンツ視聴に音楽鑑賞とサウンドバーつで満足度の高い視聴環境を提供してくれる
大満足の製品です!

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目次

Sonos Arc Ultraの概要

Sonos Arc Ultraは、Sonosから発売されているサウンドバーです。

Sonos Arc Ultraの特徴

Sonos Arc Ultraの特徴は下記の通りです。

Sonos Arc Ultraの特徴
  • Sound Motionテクノロジーによってコンパクトながらパワフルな低音
  • 14のドライバーによる9.1.4ch再生対応
  • Wi-Fi、Bluetooth、Apple AirPlay 2、Spotify Connectといった多様な接続が可能
  • スピーチエンハンスメントによるクリアなセリフ

Arc Ultraの外観

パッケージ最近の潮流であるシンプルだけでなく機能的
同梱物は電源ケーブルとHDMIケーブルの2つのみ

シンプルなパッケージですが、少し前のAppleのデスクトップマシンのパッケージのようにロック機構が付いていて、ロックを解除すると開封できる仕組みになっています。

このサウンドバーは接続方法もシンプルになっているため、同梱物もHDMIケーブルと電源ケーブルのみです。

接続部分Bluetoothボタン、マイクスイッチ、有線LANポートのみ
電源ケーブル接続部分は横に配置
HDMIケーブルも横に端子がある

背面にはBluetoothボタン、有線LANポート、マイクスイッチ、電源ケーブル端子、HDMIケーブル端子のみとなっています。
他のサウンドバーでは、HDMIケーブル端子が複数付いているものもありますが、本機器では一つのみです。

本体左寄りにスマートスピーカー機能スイッチ
中央部には再生、早送り、早戻しスイッチ
本体右寄りに音声スライダー

本体上面には各種操作部が付いていて、タッチ操作をすることでスマートスピーカーONOFFや、再生、早送り、早戻し、音声操作をすることができます。

テレビ台に設置したところ

テレビ台に設置すると、このサウンドバーが大きいことがよく分かります。
テレビは49インチ、テレビ台はEQUALSWALL V3を使用し、棚板はLL(130cm)を使っていて、棚板の方が少し余裕あるくらいのサイズ感です。

Sonos Arc Ultraスペック

Sonos Arc Ultraのスペックは以下の通りです。

サイズ高さ:75 mm
幅:1,178 mm
奥行き:110.6 mm
重量5.9 kg
WiFiWiFi 6対応。WiFiで802.11a/b/g/n/ac/ax 2.4
ホームシアター音声フォーマットステレオPCM、Dolby Digital、Dolby Digital Plus、Dolby Atmos(Dolby Digital Plus)、Dolby Atmos、Dolby TrueHD、Dolby Atmos(True HD)、Multichannel PCM、Dolby Multichannel PCM*、DTSデジタルサラウンド
出典:Sonos 公式サイト

Sonos Arc Ultraを実際に使ってみて

ここからは、私が使ってみた感想です。
私が使ったシチュエーションはこちらです。

実際に使ったシチュエーション
  • 自宅のテレビ台

これ1台で十分な音響効果が体験できる!

このサウンドバーは、Sound Motionウーファー×1基とミッドウーファー×6基、ツイーター×7基の合計14基のドライバーを搭載し、この1台だけで9.1.4chの空間オーディオを実現しています。
テレビとの接続方法も、HDMIケーブルをeARC(またはARC)ポートに接続するだけで手軽に音響環境をアップデートすることができます。

私はテレビがDolby Atmosに対応していないため、映像コンテンツはDolby Digitalでしか体験できていませんが、5.1chでも十分な臨場感が得られています。
背面スピーカーが無くても背面方向から音楽が鳴っているような体験も可能です。

Apple Musicを使っていれば、サウンドバー単体でも空間オーディオ(Dolby Atmos Music)は体験することができます。
空間オーディオに対応した楽曲は、部屋全体に音楽が広がる感覚になるので、ステレオ音源の楽曲が少し物足りなくなる贅沢な感覚に陥ります。

セリフが聞き取り易くなる!

10年くらい前のサウンドバーからの買い換えなので、最近の製品であればどれも性能アップするとは思いますが、、、
Arc Ultraを設置して最初に感じたのが、セリフの声が非常に聞き取り易くなった!です。

動画配信サービスのコンテンツは、大音響で視聴することを前提としたものが多くあり、セリフに合わせた音量にすると家で視聴するには大きすぎることがあります。
賃貸に住んでいる私としては、少し気になる部分でした。

Arc Ultraではスピーチエンハンスメントというセリフ部分を強調した音量としてくれる機能がありますが、機能を使わずとも充分に聞き取り易くなっていると感じました。

設定や操作はアプリから

Arc Ultraだけでなく、Sonos製品は基本的にアプリから設定を実施します。
設定はWi-Fiの設定、音楽サービス、イコライザー、スマートスピーカーなどアプリだけで完結することができます。

Sonosアプリ経由だと、Apple Musicのロスレスオーディオ再生や空間オーディオも利用できるため、Soonsアプリから音楽を聴くことが多いです。
寝るときにもスリープタイマーを設定できたり、目覚ましで音楽を掛けることもできるので便利です。

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環境やコンテンツによって音声が正常に流れなくなる

3ヶ月ほど使ってみて、気になる部分がありました。
テレビ番組や、映像コンテンツの音声フォーマットによって、スピーカーから音声が出なくなる。という事象です。

テレビの設定やストリーミングデバイスの設定、コンテンツを切り替えたりしながら原因の確認と解決を図ってみましたが、この記事を公開する時点では、完全解決まで至っていません。

Sonosのアプリには、スピーカーで流しているコンテンツの情報を確認することができ、この情報の中に使用中の音声フォーマットが表示されます。
一般のテレビ番組や、サラウンドに対応していない映像コンテンツは「Stereo PCM」、サラウンドコンテンツは「Dolby Digital 5.1」と表示されます。

少し小さいが「Stereo PCM」音源を流しているところ
「Dolby Digital 5.1」音源を流しているところ

「Stereo PCM」音源を流している時は特に問題ないのですが、「Dolby Digital 5.1」コンテンツを流そうとして音声フォーマットが切り替わる時にうまく切り替わらず、音声が流れないような動きをしているようです。

映像コンテンツは、何度かコンテンツの再生と停止を繰り返すと直るのですが、エピソードを連続再生するときに新しいエピソードが始まる切り替わりで再発することがあります。
一般のテレビ番組は「Stereo PCM」音源なので発生することは少ないのですが、NHKのスポーツ中継では音声フォーマットが異なるようで音声出力ができませんでした。

音声が正常に流れなく事象
  • Netflixコンテンツなどサラウンド音源を流す場合
  • テレビ番組でサラウンド音源を流す場合

ストリーミングデバイス機器の問題かと、ストリーミングデバイスを幾つか試してみましたが、Fire TVはNetflixのコンテンツが全く再生できなくなり、PS5やGoogle TV Streamer(4K)はコンテンツを切り替えるタイミングでたまに発生する。という状況なので、デバイスに起因するものでは無さそうでした。
テレビはすぐに変えられないので試せていませんが、古い機種を使っているのでテレビを変えると改善するかもしれません。

テレビもしくはストリーミングデバイスの設定で、音声出力を「Stereo PCM」に固定すると事象は発生しなくなります。
ただし、サラウンド音声も出力できなくなるので、せっかくのサウンドバーの実力を活かせなくなってしまいます。。。

今のところ、私はコンテンツを切り替えて復活させる方法で解決しています。

Sonos Arc Ultraはこんな方にオススメ

自宅でのコンテンツ鑑賞環境をある程度お金を掛けて向上させたい方にとっては、サウンドバー1台を導入するだけでも大幅に環境を向上させることができる本製品はオススメできると思います。
また、サウンドバーから、リアスピーカーやサブウーファーを後から追加してサラウンドシステムを増強できるSonosの仕組みも先を見越す意味でも面白いですね。

反面、コンテンツ鑑賞はするけど、スピーカーに十数万も掛けるのは厳しい。という場合はSonos RayBeamという選択肢もあると思いますし、人によってはスマホとイヤホンで充分。という環境作りもあると思います。

オススメできる方
  • 映像コンテンツ、音楽コンテンツを自宅で楽しむ方
  • 自宅でのテレビ視聴環境を向上させたい方。
  • サラウンドシステム構築を考えていて、一気に揃えるのが難しい方
オススメできない方
  • テレビ関連にそこまでお金を掛けたくない方
  • コンテンツ鑑賞はスマホとイヤホンで充分という方

Sonos Arc Ultra レビューまとめ

Arc Ultraを3ヶ月近く使った後の感想をまとめてみました。

大半の感想は購入直後からあまり変わらなかった(というより、購入直後の感動が凄かった!)というのが正直なところで、良いポイントはレポートと同じような内容になってしまいました。

代わりにコンテンツによっては上手く音声が流れない。といった一定期間以上使わないとわからないような事も見えてきました。
私のテレビ環境が古いこともあり、必ずしも起こりうる内容とは言い切れませんが、10年近く前のテレビでも動作しているので、最近のテレビをお持ちの方はDolby Atmosなどの良い体験ができると思います。

先代の機種から「テレビの音声が出ない」という口コミもあったりするので、心配な方はレンタルして試してみると良いかもしれません。(パッと調べた感じでは、先代の機種のレンタルくらいでした。)

私としては、若干の癖はあるものの、総じて大満足。買って大正解!と感じています。
早くリアスピーカーとサブウーファーも揃えたいけど、、、
少し先かな。

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この記事を書いた人

IT企業に勤めるエンジニアのおじさん。

IT業界歴は20年、プログラマーからキャリアをはじめ、プロジェクトマネジメント、組織マネジメントを経験してきました。
現在は、日本各地にプロダクト・サービスを展開するIT企業にてプロダクト、組織マネジメントを担当しています。

シゴトや暮らしを便利にする家電やデジタルデバイスが好きで、実務で活用してみた使用感を発信したいと思い、ブログで情報発信中です。

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