ブラックフライデーセールで散財してしまったびぐお(@bigwinlog)です。
仕事柄、MacBookやスマートフォン、タブレットと複数のデバイスを持ち歩き、外出先でもWeb会議をしているため、常に電源を気にしながら動き回っています。
今の業務用マシンはMacBook Air M2なので、持ち運び安くバッテリー持ちが良いので電源の呪縛にがんじがらめになっていませんが、やはり出張先の地方などでは電源難民になることがあります。
以前、記事でも紹介しているPower Bank (30W, Fusion, Built-In USB-C ケーブル)も小型でMacBook Airの充電にも十分な30W出力がありますが、バッテリーとしてはスマートフォンの充電くらいにしか利用できない。
そこで以前から気になっていたAnker Prime Power Bank (9600mAh, 65W, Fusion)を購入し、実際の業務に使ってみました。
- モバイルバッテリーとして最大65Wの出力で充電可能
- 急速充電器として、バッテリーに充電しながらパススルー充電が可能
- 9600mAhの中容量のモバイルバッテリー性能
- USBハブとの相性の問題で充電できないことがある
- 少々デバイスの値段が高い
- 電源プラグが場所によって干渉することがある
想像していたよりもコンパクトで充電器としても高出力が可能なモバイルバッテリーとしても優秀なデバイスとして、業務利用としてもオススメの製品といえると思います。
Anker Prime Power Bank (9600mAh, 65W, Fusion)の概要
Anker Prime Power Bank (9600mAh, 65W, Fusion)は、Ankerから発売されているバッテリー機能搭載充電器です。
Ankerの中でもPrimeシリーズに位置づけられた製品で、高出力かつ小型化された製品となっています。
Anker Prime Power Bank (9600mAh, 65W, Fusion)の特徴
Anker Prime Power Bank (9600mAh, 65W, Fusion)の特徴は下記の通りです。
- モバイルバッテリーとして最大65Wの出力で充電可能
- 同時に2台のデバイスに充電可能
- 急速充電器として、バッテリーに充電しながらパススルー充電が可能
- 9600mAhの中容量のモバイルバッテリー性能
Anker Prime Power Bank (9600mAh, 65W, Fusion)の外観
パッケージ外観はAnker Primeシリーズとして格好いいパッケージですね。
同梱物は本体を持ち歩くための巾着と、USB-Cケーブル、ストラップです。
ストラップは本体についている状態になっていました。
パッケージ同様、本体外観も格好いいので、これだけでもワクワクします。
本体裏には電源プラグがありますが、本体に格納できるようになっているので持ち運ぶ際に邪魔にならないようになっています。
前面上部にはディスプレイが搭載されていて、バッテリー残量や充電状況、設定など各種情報を表示できるようになっています。
側面には充電用のUSB-Cポートが2つあり、2ポート合計で65Wの出力が可能となっています。
単ポート出力では、それぞれ最大65Wとなりますが、2つ同時に接続した場合はパソコンのマークがついているポートが45W、もう片方が20Wとなります。
ここはどちらにつないでも自動判別してくれると嬉しかったですが、不便にまではならないと思っています。
他のデバイスを接続すると、現在のバッテリー残量に加えて、各ポートの出力ワット数を表示してくれます。
間違えて低出力ポートにパソコンをつないだ場合に想定した出力になっていないことを気づけたりするので、便利です。
また、側面のボタンを押すと表示が切り替わり、現在のバッテリーの状況が表示されます。
パススルー充電時など、バッテリーの温度が上がると、保護するためにバッテリーの充電をとめて外部デバイスへの充電のみに切り替わるので、状況を把握するのに使うことができます。
Anker Prime Power Bank (9600mAh, 65W, Fusion)スペック
Anker Prime Power Bank (9600mAh, 65W, Fusion)のスペックは以下の通りです。
サイズ | 約115 x 44 x 42mm |
重量 | 約308g |
合計最大出力 | 65W Max (USB-C 1:45W、USB-C 2:20W) |
バッテリー容量 | 9600mAh |
Anker Prime Power Bank (9600mAh, 65W, Fusion)を実際に使ってみて
ここからは、私が使ってみた感想を紹介します。
私が使ったシチュエーションはこちらです。
- 自宅のデスク
- 会社のデスク
- 外出先のカフェ
65W出力の充電器で中容量のバッテリー機能がちょうど良い
バッテリー機能搭載充電器場合、電源接続中とモバイルバッテリー状態では最大出力が異なることが多いのですが、本製品ではどの状態でも最大65W出力となります。
モバイルバッテリー状態で充電するのは、電源が無い場所で「デバイスの充電がしたい!」という少し困った状態であることが多いので、いつでも高い出力で充電できるのは嬉しい機能です。
スマートフォンやタブレットの場合は65Wも必要ないと思いますが、パソコンを充電する場合はこれくらいあると便利です。私のようにMacbook Airを使っている方だと急速充電になるので、より嬉しいですね。
容量という部分では9600mAhあるので、困ったときの補助としての役割は果たすことができます。
Macbook Airの場合は40%くらいの充電が可能で、少し頑張った使い方をしたとしても3〜4時間分の稼働は可能になります。
この大きさで充電器、モバイルバッテリー両方の役目を果たしてくれるのは、非常に有用であると感じました。
バッテリー残量表示が小数点以下まで表示される
この製品を使ってみて面白かったのが、充電中のバッテリー容量表示です。
小数点第2位まで表示されるものは初めて見ました。
ただ、これはこれで面白く、細かく表示されることで充電中に数字がよく動くようになります。
大体、1秒間に0.04〜5%程度で充電される感じなので、超絶早いとは言えないのですが、心理的には充電されている感が増すように感じられるところが面白かったです。
形状的に電源プラグが干渉することがある
コンパクトな形状を実現するため仕方の無い構造かと思いますが、電源プラグは本体からそのまま生えた形状となっています。
この形状だと差し込むコンセントの形状によっては干渉をしてしまいます。
実際、会社の電源タップがコンセント毎にスイッチがついているタイプで、指したときにスイッチを切ってしまいました。
パソコンを使い始めると大体気づくものなのですが、この製品の場合はバッテリーから給電してくれるので気づくのがバッテリー切れを起こしてからになってしまいました。
USBハブ経由でパソコンに給電できないことがある
私が会社で作業をする際、USBハブを使って外部ディスプレイ、有線LAN、電源を集約して簡易的なドッキングステーション的に使っています。
自席と会議室を行ったり来たりすることが多いため、いちいちケーブルをつなぎ直す手間を省くためです。
同じ使い方をすべく、Anker Prime Power Bank (9600mAh, 65W, Fusion)を充電器としてUSBハブに接続してみたのですが、接続は認識しているものの出力が0Wのままで充電が開始されませんでした。
この製品の高出力ポートは、出力だけでなく入力も可能なのでパソコンから充電と勘違いしているのかと思い、設定で出力のみに変えても状況はかわりませんでした。
全てのハブを試したわけではないのですが、USBハブによっては相性が悪いのかもしれません。
Anker Prime Power Bank (9600mAh, 65W, Fusion)はこんな方にオススメ
スマートフォンやタブレット、ノートパソコンを持ち歩き、充電器ともしものためのモバイルバッテリーも一緒に持ち歩く方にとっては、荷物を減らすことができる製品になれるかと思います。
逆に言えば、スマートフォンやワイヤレスイヤホンくらいの持ち物くらいの方にとってはオーバースペックになってしまうので、Power Bank (30W, Fusion, Built-In USB-C ケーブル)の方が性能も価格も良いかと思います。
- デジタルデバイスを複数持ち歩いて活用している方
- ノートパソコンなど充電に必要なワット数が高いデバイスを使っている方
- 充電器にモバイルバッテリーも一緒に持ち歩いている方
- スマートフォンとイヤホンなど2台くらいのデバイスを活用している方
Anker Prime Power Bank (9600mAh, 65W, Fusion)レビューまとめ
発売された時からきになっていたAnker Prime Power Bank (9600mAh, 65W, Fusion)を購入し、使ってみた感想を紹介しました。
流石Anker Primeシリーズだけあって、満足度の高い製品であったと思います。
発売後にかなり話題になっていたのですが、ちょっと価格が高めなのが気になって購入できていませんでした。
今回、Amazonのブラックフライデーセールでまさかの1万円を切る価格で出てきたので買うことができましたが、満足度は高いので値段相応であったかな。と思います。