リモートワークのWeb会議環境に過敏になっているびぐお(@bigwinlog)です。
リモートワークやWeb会議が一般的となった今では業務に必要なデバイスが様変わりしました。
私の経験上ですが、Web会議ではマイク性能が非常に重要だと考えています。
というのも、相手にとっては音声が聞き取りづらいとストレスとなり、こちらは「音声が、、、」と言われれば注意して喋らないといけないのでストレスとなってしまう。
私の場合、自宅ではマイクアームにコンデンサマイクを使うようにしたため、相手から「聞こえにくい」と言われることはなくなり、ストレスが激減することができました。
ただ、ずっと自宅だけで仕事ができるわけではありません。
職場に出社したり、出張で外出したりと環境が大きく変わってしまいます。
流石に出先までコンデンサマイク持ち歩くわけにもいかない、、、
そんな時に出会ったのが、ここで紹介するTula Micなのです!
- レトロでオシャレなデザイン
- USBマイクとして、レコーダーとしても活用可能
- カーディオイドと無指向で用途に合わせてマイクの指向性を変えられる
- コンパクトで持ち運び易い
- ノイズリダクション機能が弱い
- マニュアルが少ない
- 価格が高め
実際に使ってみた感想として
ちょっと詳しい使い方が難しい所もありますが、持ち運び易いオシャレで高性能なマイクとして職場でも利用することができました。
Tula Micの概要
Tula MicはTula Microphonesから販売されているUSBマイクです。
マイクは様々な種類があり、オーディオミキサーを通してXLR端子でアナログ接続するものや、デジタル信号に変えるコンバーターを内蔵してUSBで直接するもの、ダイナミックマイクやコンデンサマイクなどなど、、、
正直なところ、私はあまりマイクに詳しいわけでは無いので詳細な説明まではできませんが、このTula Micはコンパクトで高性能なUSBマイクとして利用することができます。
オーディオミキサーがなくともUSBケーブルでPCと直接つなぐことができるため、手軽に質の高いマイクとして使えることが特徴です。
Tula Micの特徴
Tula Micの特徴は下記の通りです。
- レトロでオシャレなデザイン
- コンパクトで持ち運び易い
- USBマイクとして、レコーダーとしても活用可能
- カーディオイドと無指向で用途に合わせてマイクの指向性を変えられる
- 独自アルゴリズムによるノイズリダクション機能搭載
Tula Micの外観
パッケージからマイク本体の小ささがわかるくらいの小さいパッケージで、開けてみると小さくてレトロなカワイイデザインのマイクが現れます。
同梱物はUSB-A-USB-Cケーブルとマイクスタンドに接続するためのアダプタのみのシンプルな構成です。
一見するとわからないのですが、本体真ん中についている金具を回すとスタンドに早変わりします。
このスタンドがコンパクトでうまくデザインに合っているので、コンパクトさを際立たせてくれますし、別途スタンドを持ち歩かなくても良いので気に入ってます。
背面にはUSB-Cポートがあり、ここでバッテリーの充電やパソコンと接続します。
私の場合は付属のケーブルではなく、普段使いしているL字型のUSB-Cケーブルを使っています。L字型だと取り回しやすくなるので、このマイクにはL字型がオススメです。
マイクの操作はマイクの両側面にある各種ボタンを使って操作します。
電源ボタンやノイズキャンセリングのON/OFF、指向性切り替え、ミュートボタンなど各種操作が可能です。
左側面上部には3.5mm端子接続が可能で、イヤホンを繋げばリアルタイムでマイクの音声が聞こえるようになり、ラベリアマイクを繋げば手元でも録音ができるようになります。
Tula Micスペック
Tula Micのスペックは以下の通りです。
周波数レンジ | 50-20k |
サンプルレート | 16/48 (default) or 16/44.1 |
メモリ | 8 GB |
バッテリー時間 | 12時間 |
マイク指向性 | カーディオイド/無指向 |
Tula Micを実際に使ってみて
ここからは、私が実際に活用してみた時の感想を紹介します。
- 自宅でのリモートワーク
- 職場のデスク
- コワーキングスペースの会議室
持ち運び易くカワイイ
手のひらサイズで持ち運び易く、何と言ってもレトロなデザインがカワイイのです!
この見た目だけでも所有欲をバッチリ満たしてくれますし、職場で使っていると「それ何ですか?」とよく聞かれます。
注目を浴びたいわけではないのですが、見た目が良くて高性能というのがTule Micの大きな特徴になっていると感じました。
小さくても高性能
出先でも高性能なマイクを使いたい!
という思惑で買ったマイクですが、想定通りの性能でWeb会議でこちらの声がかなりクリアに届けられるようになりました。
会議以外はイヤホンで音楽を聞き、会議になるとヘッドセットを着ける。というスタイルでしたが、イヤホンはそのままでTula Micを使えば付け替えることなく会議をする。というのがお気に入りのスタイルになりました。
指向性を切り替えると複数人での会議にも使える
このマイクは指向性を切り替えることができます。
無指向は全方位の音声を録音し、カーディオイドは主にマイク前面からの音声を録音する。と用途に合わせて使い分けることができます。
私が使う場合は一人でWeb会議をすることが多いので、基本的にカーディオイドを使っています。
一度だけ、会社の複数メンバーで集まる場があり、そこから地方に住むメンバーとWeb会議をすることがありました。
コワーキングスペースの会議室を借りたのですが、スピーカーマイクが用意されておらず、急遽Tula Micを会議室の真ん中に置いて無指向モードにして、私のパソコンから音声を出力するスタイルで会議をやってみたことがあります。
そんな用途で使うと思っていなかったので、使えるか不安があったのですが
ハウリングすることもなく、参加メンバーの音声もクリアに地方のメンバーに届けることができました。
一人から複数人までカバーできるので、リモートワークでの活用の幅は広いと感じました。
Web会議では置き場所に注意
Web会議ではキーボードでメモを取りながら話すことが多いので、写真のように手元ではなくキーボードとモニターの間にマイクを置いて使うことが多かったのですが、このスタイルだとキーボードの打鍵音をモロに拾ってしまいました。
職場や出先ではマイクスタンドは無いのでデスクの上に置かざるを得ないので、キーボードより手前に置いて使うほうが相手のストレスは軽減できそうです。
キーボードが少し使いづらくなるので、ちょこっとだけ残念なポイントでした。
ある意味マイク性能が高い。と言えるので、デメリットでは無いのかもしれません。
ノイズキャンセリングは弱い
ノイズキャンセリング機能がスペックとしてうたわれているのですが、使ってみた感触としては周りの騒音を少しだけ低減してくれる程度に感じました。
最近のWeb会議アプリは騒音軽減機能も持っているので、機能をONにしつつ、マイクの指向性をカーディオイドにすれば気にならないレベルまでは低減することができました。
正直、そこそこの価格帯ではあるのでノイズキャンセリング機能がもっと強かったら良かったな。という感じです。
Tula Micはこんな方にオススメ
出先でも質の高いWeb会議をしたい!というコダワリのある方には良いマイクであると感じました。
反面、価格面も含めてオーバースペックかつニッチなデジタルデバイスであるようにも感じます。
ガジェット好きでないと、このマイクの価格を投資するのは難しいのかもしれません。
- Web会議などコミュニケーション環境にコダワリがある方
- 持ち物にコダワリがあり、オシャレにしたい方
- 騒がしい場所でWeb会議をすることが多い方
- デジタルデバイスやガジェットに興味がそこまで無い方
Tula Micまとめ
私の場合はもっぱらWeb会議用としか使っていないのですが、Web会議用としては十分に高い性能を持つマイクと実感しています。
その上でレトロカワイイ見た目がガジェット好きの心をくすぐってくれるのが、私にとっては嬉しいポイントでした。
単体でのレコーダー機能もあるので、Web会議以外にもナレーション撮りや楽器演奏時の録音用といった用途にも活用できると思うので、ビジネスマン以外の方もニーズがありそうな製品かと思います。
2022年の製品なので今取り扱っている店舗は少なそうなのと、少し価格はお高めではありますが、ガジェット好き、コダワリがある方は是非検討ください!
(家電量販店の方が価格は落ち着いていそうです)